【プレイ感想】学校であった怖い話

ノベルゲーム
実写ホラーノベル 学校であった怖い話
ノベル ホラー 謎解きなし 長編 マルチエンド 分岐あり 立絵あり ボイスなし
SFC WiiU PS
レビュー

おすすめ度:

GOOD!

  • 選択肢の多さ、エンディングの多さ
  • 怖い話の種類が多岐に渡る
  • 実写画像のリアルな怖さがある

BAD!

  • 既読の概念がないため自分で分岐ルートを管理する必要がある
  • スキップ、早送りができない

あらすじ
旧校舎取り壊しに伴い、新聞部で「学校の七不思議」の特集企画が立ち上がる。
取材の担当を任された主人公の坂上は7人の生徒から話を聞くと聞かされていたが、新聞部で待っていたのは6人の生徒だけだった。
謎の最後の一人を待ちつつ、学校で怖い話が始まった。
主人公
主人公・坂上修一
新聞部に所属する1年生。グラフィックなし。
七不思議の記事を書くことを依頼され、6人の生徒から怖い話を聞くことになる。
公式・ダウンロード先
関連情報

アパシー 学校であった怖い話1995 特別編

本作の同人作品。
シナリオが本作品を書いている飯島多紀哉さんが手掛けている。
おすすめ類似作品
晦-つきこもり-
開発元が同じゲーム。
語り部から順に話を聞いていくシステムがほぼ一緒となっている。
本作とのつながりはない。
ネタバレありプレイ感想
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プレイ時間
1周約1~2時間(隠しシナリオまでだと50時間以上?)
プレイ感想

大きな特徴として背景絵、立ち絵が実写画像で構成されている。

登場人物も実写で独特な語り部6人のキャラが立っている。

ホラーと一言でいっても怖い話の種類が多岐に渡る。

語り手ごとに話に傾向があり、語り手の順番を変えるとテーマが変わる。

また、シナリオ内にも分岐が多数存在し、フラグによるシナリオ変化や隠しシナリオなどやり込むと途方もないほどのボリュームとなる。

中には「殺人倶楽部」と呼ばれる、ノベルでありながらアドベンチャーとして楽しめる変わったシナリオもある。

幼いころにプレイした時に、ロッカーから突如現れた死体の恐怖が未だにトラウマになっている。

実写画像の演出と味のあるキャラクター

このゲームを初めてプレイしたのは小学生の時で、友達がプレイしているのを横で一緒に見ていた。
福沢さんのシナリオで水泳部のロッカーを一つづつ開けていく場面があるのだが、突如現れた人を襲う死体の演出に恐怖したのを覚えている。
トラウマと共にこのゲームは面白いゲームだと脳にインプットされ、再び大人になってからプレイをしてみた。
結果印象は変わらなかった。怖いと思う場面は少なくなったが面白いと思う気持ちは一緒だった。
このゲームのホラーノベルとして珍しい特徴は実写画像を使っている点。
人物の表情がころころ変わる様は見ていて面白かったり、不気味であったり、風間のドヤ顔は鮮明に記憶に残る。
使われている人物はこのゲームの制作会社の人だというのだから面白い。
年齢なんて気にしないスタイル、高校生なのにどうりで皆老けているはずだ。
しかし、今でもファンの間でがっこわのキャラクターは愛され続けている。
そういうこだわらないこだわりが味のあるキャラクターを生み出したのだとおもう。

多岐に渡るシナリオ

語り部ごとに話の傾向が異なり、それぞれ違うホラーテイストを味わうことができるのが良い。
トイレの話しかしない細田さんなどインパクトが強い。
また、風間さんのように全然怖くない話も息抜きに良かった。
おすすめは、「殺人倶楽部」のシナリオ。
がっこわの中で1、2を争うほど有名でノベルゲームでありながらアドベンチャーとして楽しめる一風変わったシナリオ。
何がすごいって選択肢の量が半端じゃない。トイレを調べるだけで階数、男子女子、どの個室を調べるかなど調べるヵ所が多すぎる。
そして、そのほとんどに意味がないのだから恐ろしい。
初見でクリアはほぼ無理なレベルだが、それでも繰り返し攻略を進めていきグッドエンドまで辿りついた時の達成感はなかなか味わえないものだと思う。
他にも「飴玉ばあさんの話」、「首なし男の霊に部員が襲われる話」、「人形のイケニエの話」など短編、長編そろいぶみで楽しめるシナリオが多い。

仮面の少女

隠しシナリオのひとつ「仮面の少女」もとても面白いシナリオだった。
出す条件が難しいので攻略サイトを見ないと厳しいのが難点。
基本的に語り部ごとで話が完結するのがこのゲームだが、このシナリオは7話を通して完結する構成になっている。
語り部が一人ずつ消えていく演出が恐怖を誘い、ミステリーにも感じられた。
ウォーズマンみたいな仮面の少女の画像がこれまた印象に残る。
さらに、仮面の少女の動機がイジメていた本人ではなくその子供たちに向けられているという発想が怖かった。

キャラクター
  • 坂上修一

グラフィックがなく、性格にもそこまで特徴のない高校生。
割とそんな役回りが多い。

  • 新堂誠

ちょっと怖い雰囲気の先輩。だけど実はめっちゃピュアないい人だった。
好きな話は「飴玉ばあさんの話」と「美術室の呪いの話」。
目玉が飴玉と掛かっているが地味に好き。

  • 風間望

ネタキャラ代表の先輩。どや顔笑顔がむかつく。
好きな話は「こっくりさんの話」。
オチの「コックリ、コックリ、コックリさん」が印象に残っている。

  • 荒井昭二

ダークで怖い話をしてくれることに定評のある男の子。
好きな話は「飛び降りの実験の話」と「ミイラ映画の話」。
飛び降りたら死ぬのか知りたいという狂気に取り付かれた人間の話は怖かった。
映画の中で死んだ生徒が次々死んでいき、最後に撮影していた自分も死んでしまう話もよくできていたと思う。
荒井君は話がうまい。

  • 細田友晴

トイレの話と主人公と友達アピールをしてくる男の子。細田なのに太ってる。
好きな話は「女子トイレのシミの話」。
女子トイレに詳しいことを突っ込まれて「僕は、別に変態じゃないよ。」っていう細田が笑える。

  • 岩下明美

すぐ「殺すわよっ」ていう女の子。
「無限に続く廊下の話」が好き。
岩下さんに「自分は優しい」っていうと、すごい好感を持たれるけど、それ以降優しくない行動の選択肢を選ぶと一転して岩下モードに突入し豹変する。
「あなた優しいんでしょ・・・。次、嘘言ったら殺すわよ」( ゚д゚)
全然話を聞いてくれないよこの子。

  • 福沢玲子

語り部の中で唯一の1年生で明るくキャピキャピしてる女の子。
好きな話は「呪われた水泳部の話」と「首なし男の話」
首なし男の話は語り部たちの人間関係がドロドロしてて面白い。
細田の気持ち悪さがひと際目立つ。

記憶に残るシーン・セリフ
  • 殺人倶楽部 恨みノートの内容

風間のズボンに水を跳ねた。
新堂が呼び止めたのに無視した。
荒井が電車で立っていたのに、席を譲らなかった。
岩下のことを見て笑った。
お前が買った分で食堂のカレーは売り切れになり、細田は食べることができなかった。
福沢は、お前の吐き捨てたガムを踏んだ。
そして、俺の親父は、お前の親父と同じ会社に通っている。
そこでお前の親父が昇進したために、俺の親父は昇進できなかった。

だから、お前は死に値する。

攻略情報

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