おすすめノベルゲ―ムレビュー かまいたちの夜

レビュー
ノベルゲームの金字塔 かまいたちの夜

ノベル ミステリー 謎解きあり 長編 マルチエンド 分岐あり 立絵あり ボイスなし
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レビュー

おすすめ度:  ぜひやって欲しい

ノベルゲームの存在を世に知らしめた作品。

純粋なミステリー+サウンドでプレイヤーを楽しませてくれるノベルゲーム。

シナリオ分岐も多くミステリー以外の物語も楽しめる。

「チュンソフ党」のシナリオは初めてプレイしたときに衝撃を受けた。

GOOD!

  • 様々なシナリオが楽しめる(ミステリー、ホラー、サスペンス、コミカルなど)
  • シナリオがプロの作家さん(我孫子武丸氏)のもので読み応えがある
  • シナリオにあったBGMが堪能できる(不安になる音楽が多いが、ずっと聞いてられる)

→ノベルゲームの金字塔といわれるだけあって、シンプルな世界設定でありながら物語を楽しむことができる貴重なノベルゲーム。

BAD!

  • 早送り機能などがなく繰り返しプレイするのが大変
  • チャプターセレクトがバッドエンドを迎えると消えてしまう

→昔のゲームなので全体的にユーザインタフェースに難あり。

アプリ版は未プレイなのでわからないが改善されているかも。

あらすじ
山奥のペンション「シュプール」にスキー旅行に来た透と真理。
数人の宿泊客と従業員と一夜を共にすることとなったがペンションの一室で
こんや、12じ、だれかがしぬ」
と書かれた奇妙なメッセージが見つかり、事件へと巻き込まれていく。
主人公・ヒロイン
主人公・透
真理に恋い焦がれる平凡な大学生。
特に特出した特技も特徴もない。
抜群なひらめきをみせるか、素っ頓狂な推理になるかはあなた次第。

 

ヒロイン・真理

透と2人きりで旅行にいく仲だけど恋人同士ではなく、透ははぐらされ気味。
明るい性格で運転が雑。
けっこう強い。
公式・ダウンロード先
関連情報

煉獄 -かまいたちの夜2 another-

かまいたちの夜をモチーフとした同人ゲーム。
1年ぶりにペンションにやってきた透と真理が再び事件に巻き込まれる。
シナリオ・雰囲気ともにオリジナルに引けを取らない。

かまいたちの夜 誘惑編

こちらも同人ゲームですが、チュンソフトがかまいたちの夜の設定を元とした創作シナリオを一般公募した企画から作られたアナザーストーリとなっている。
原作者公認でシナリオのクオリティの高さに驚いたといわれている作品。

おすすめ類似作品
かまいたちの夜2
本作品の続編。
システム的にもほぼ似たものになっている。
登場人物など共通する部分もあるので本作をプレイ済みの方が楽しめるが、未プレイの場合でも問題はない。
ネタバレありプレイ感想
プレイ感想をみる
クリア時間
1週目クリアに約2時間(全シナリオクリアだと20時間くらい?)
プレイ感想
初代かまいたちのいいところはシンプルなところだと思う。
ノベルゲームは特殊な世界設定をベースに話が展開されることが多い。
例えば、並行世界であったり時間移動だったり近未来設定であったり。
でも、かまいたちの夜にはそういう前提がない(オカルトストーリはあるけど)。
主人公も特殊能力があるわけでもなく特に特徴もない、立絵もシルエット絵でイケメンなわけでもない。ヒロインも同様。萌え萌えした絵があるわけではない。

 

なのに、未だに名作と呼ばれ、実際プレイしても面白いと感じるのはシンプルに我孫子武丸さんのシナリオ力と適切に導入される効果音やBGMなどの演出のおかげなんだと思う。
電源をいれた時のオープニングテーマとタイトルだけで、世界に引き込まれる。
ミステリー編も長くもなく短くもなく、時には皆殺しにされ、時には大阪に連れていかれ、様々な物語を堪能しつつ謎解きを楽しめる。
謎解きが終わっても、スパイ編、オカルト編、宝探し編、オカマ編など同じ場面設定でありながらバリュエーション豊かなストーリーとギャップのあるキャラクター設定で楽しめた。

 

そして、チュンソフ党の隠しシナリオのギミックを目の当たりにしたときの驚きは今でも記憶に残っている。
縦読みを入れることで謎解き要素も入れつつ、リセットボタンを押すことでシナリオ分岐がされるというノベルでありながらゲームであるということを活かしたシナリオだった。
ノベルゲームだからできる仕掛けを盛り込み、ノベルゲームの可能性をプレイヤーに示したことが今なおファンに愛され続けノベルゲームの金字塔と呼ばれる理由だと思う。

 

シンプルにノベルゲームというジャンルを楽しんでもらいたくて作ってある。
だから面白い。
これがこのゲームの本質なんだと感じた。
キャラクター
真理のスキーウェアの下に隠された魅力的なスタイルをぜひ見てみたい。
スパイ編の真理が強くてカッコよくて好き。
俊夫さんには死ぬのは構わないからせめて犯人の名前を言ってから死んでくれと何度思ったことか。
名シーン・名セリフ
  • 真理にストックで喉を突き刺されるバッドエンド
言うまでもなく、かまいたちの夜を代表するみんなのトラウマシーン。
透が死の間際に一人残される真理の身を案じる所にグッとくるものがある。
  • ゲームの中で無限に繰り返されるかまいたちの夜

ゲーム画面が消されていく演出も怖いが、「鎌井達の夜」っていうオチの方がすごい印象に残っている。ノヨル・カーマイのネーミングセンスも好き。

  • 「ここで理せっとしろ」

これが見たいがために再プレイした程、初プレイ時に衝撃を受けたギミック。

隠しメッセージのチュンソフ党のくだりもおもしろい。

攻略情報

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