【プレイ感想】Life is Strange

ノベルゲーム
時間を巻き戻し一つの物語を描くアドベンチャー Life is Stran
アドベ サスペンス 謎解きあり 長編 マルチエンド 分岐あり ボイスあり
PS3 PS4 XBox360 Steam iOS
レビュー

おすすめ度:

GOOD!

時間を操る面白さ

主人公には時間を巻き戻す能力があり、これを利用して事件を解決していく。
能力の主な特徴は、

  • 短期的な時間を巻き戻すことができる
  • 主人公の記憶、持ち物、位置は変化しない
  • 媒介を通して長時間のタイムリープが可能

などで、これによって未来の結果や情報を元に行動を判断したり、交渉したりすることができる。
例えば、ジュースの入ったコップを倒してこぼしてしまう未来から逆戻り、コップに気を付けることで未然に防ぐといったことができる。
この能力の利用の仕方は様々で、どうやって事件を解決するのか考えるのが醍醐味となる。

自由だから悩ましくなる選択

主人公の選択は未来、現在、過去に影響をおよぼすと忠告があり慎重な判断が求められる。
ただし、ここが普通のノベルゲームと違う点で選択肢を誤ったらといって即ゲームオーバーに繋がることはなく、選択に間違いがない。しかし、物語はその状況のまま構成され進んでいくので一つ一つの選択が非常に悩ましくなる。
一人の女の子を助けるか、助けないか。
助けた方がよく思えるが、自分の立場も危うくなるしどうするか。
助けなかった場合、助けてくれなかったことをずっと根に持たれ続けたりする。
それは、エピソードをまたいでも変わることがなく先の物語で思わぬ展開を生むこともあるので油断がならない。
自分の判断は正しかったのだろうか・・・と気になり物語を進める手が止まらなくなる。
このゲームを一言でいうと、シナリオが決まっていない海外ドラマをそのままゲームとしてプレイしているようなものだと思う。
ある種のやるドラみたいなものと言える。

宝さがしをしている気分に

メインシナリオと関係ない所でも選択できるヵ所があり、それを探すのも楽しい。
エピソードの最後に自分と他のプレイヤーがどの選択を選んだかパーセンテージで表示されるので、自分が多数派か少数派か分かるのが面白い。
自分が発見できなかった選択があると少し悔しい気持ちになる。

BAD!

日本とは違う環境

直情的なイジメやスクールカースト制度、薬物使用、発砲など日本とは違った環境で物語が進むので抵抗を感じる場合がある。
アドベンチャーゲームは多数の登場キャラに感情移入できるか(好きになれるか)が大事なので、横暴なキャラクターやそこから受ける仕打ちなどに嫌悪感を抱くとプレイしていて辛くなるかもしれない。

ポイントクリックゲーム

3D視点でポイントクリックをしていくゲームなので少し酔ったり目的のアイテムやフラグが見つからなかったりで操作に疲れることがある。
主人公の移動速度も少し遅めで広い箇所の探索が億劫になることも。
あらすじ
風が吹き荒れる道を彷徨っていた主人公のマックスは街が竜巻に襲われる場面を目撃する。しかし、ふと気が付くとそこは自分の通う学校で授業中だった。
夢だったのだろうか・・・。寝ていたつもりは全くなかったのに。
授業が終わり女子トイレに行くと、今度は男女が揉めている場面に遭遇し女の子が発砲されてしまった・・・はずだったのだが、やはり気づくと先ほど受けていた授業とまったく同じ内容の教室内で目を覚ますことに。
自分には時間を巻き戻す力があるのではと気づいたマックスは、撃たれた女の子を救おうと試みる。
主人公・ヒロイン
主人公・マックス
本名はマクシーン・コールフィールドだが愛称でマックスと呼ばれる。
自分に自信が持てない少し気弱な性格だが、明るく周りに気を遣う優しさを持っており、写真を撮るのが趣味で自撮りをよく行う。
派手なパーティーなどがキライ。
突如時間を巻き戻す力を手に入れ、幼馴染のクロエと共に失踪したレイチェル捜索を開始する。
公式・ダウンロード先
関連情報

Life is Strange: Before the Storm

本作の前日譚が描かれている作品。
主人公はマックスの幼馴染のクロエ。
ネタバレありプレイ感想
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プレイ時間
1周約20時間
プレイ感想

時間改変もの

短期間の時間遡りで問題を解決していくのが、バックトゥザフューチャーの主人公になった気分でプレイできて楽しかった。
時間軸が移動しても自分の位置座標が変わらないという点が特徴で、
校長室の扉を爆破し警報器を無視して部屋の中に入り時間を戻し、何もなかったかのようにあっさり鍵を開けるというあざやかな展開に成程そんな手があるのかと関心してしまった。
時間改変のシナリオについては割と適当な所が多かったように思う。
コンクール受賞作品を破いたら、なんでジェファソンは捕まっていない世界に繋がったのか(デイビットに地下室の場所はメールしたはずなのに)、タイムリープ先から元の時間軸に戻る条件がよくわからない、そもそもなぜこの能力が身についたなど感覚で納得するしかない部分があった。

選択がシナリオを大きく変える

選択肢によってバッドエンドはないのがこのゲームの特徴で、どんな結末になるか予想がつかないのが面白い所だった。
ただ、1周しただけでは選択肢の影響度がわからないので2周以上することをお勧めしたい。
大きな分岐点にケイトの命を救えるかがある。
まさかの時間逆戻りができないという事態に焦り苦しめられた。
1周目はケイトを助けることができなかったのだが(大半の人が助けられてた)、それでも物語は進んでいく。
つまり、人一人生きている展開と生きていない展開があり、セリフやシーンに大きな変化があるのだ。
このような複雑なシナリオの変化を見るだけで楽しむことができる。
再プレイはEpisodeの記録ポイントから選択して始められ、Skipができない部分もあるが早送りできるので繰り返しプレイもさほど困らずできる。

キャラクター

マックス

好感の持てる主人公だった。
毒の強いセリフの選択肢もあったが、主人公の主観と信念と正義感から来るもので、私自身が主人公の感性に近いこともあって共感できる部分が多かった。
(自分もパーティーで騒いだりするのが苦手なの)

クロエ

一方主人公の相棒のクロエは自分勝手で暴走気味な印象で好みではなかった。
押しに弱いというかクロエの身勝手な行動を受け入れているマックスは親友とはいえ、それでいいのかと思ってしまった。
このゲームの最大の見せ場であろう最後の選択肢も、割とすんなりクロエの死を受け入れてしまった。

ジェイス&ウィリアム

ただ、エンディングでクロエの母親のジェイスが悲しむ姿は見てて痛ましいものがあった。
ジェイスと父親のウィリアムはとても素敵な人柄で、過去改変したジェイスが
「どんなに裕福じゃなくて苦しい生活でも家族3人なら幸せ」というシーンにはジーンくる思いがあった。

ウォーレン

飄々としたキャラでありながら男気も見せ、マックスのために尽力を惜しまない好青年。
銃をもつネイサンを相手に身を挺してマックスを守ったウォーレンにお礼のキスのひとつでもしてあげればいいのにと思ったので、別れの最後の選択肢はもちろんキスでしめてあげた。

ビクトリア

最初の印象は最悪だったが、ペンキ事件からややデレを見せ始め、物語が進むにつれ可愛さが見えてくるキャラクターだった。改変後の世界ではマックスと仲がよかった2人の出会いにどんな物語があったのかがきになった。

攻略情報

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